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興南高校と少子化

2023.12.22(金) 05:00

12月22日。興南の理事長、校長以下何人かの先生方と忘年会。理事長にはまた気を遣っていただいて泡盛をいただいた。禁酒が解禁となったら頂くことにしよう。明日の勉強会で講師を務める佐藤先生も参加し、教育について、興南の将来について、おおいに話し合った。

興南は良い学校だとは思うけれども、間違いなく志願者と受験生の数は減っていく。興南に問題があるわけではなく、否、あるかどうかは先生方が判断されるべきだとは思うけれども、そもそも沖縄の子どもの数が激減していくのだから当然である。

灘校は安泰でしょと言われることがあるが、とんでもない話である。大阪府と兵庫県の2021年18歳人口が約13万1000人。これが17年後(現在の1歳児)には約9万3800人になる。大阪府南部や兵庫県北部からは来ない上に生徒寮があるわけではないことを考えれば安穏とはしていられない。

確かに海外を含めて、遠方から受験する子どもたちもいるけれども、そういった子らは合格しても灘校を蹴る。入学しないのである。灘校生の大半が大阪と兵庫の生徒なのである。両県の人口がこれから激減し、さらには東京圏に流れていく可能性を考えれば安泰ではないことがわかるはずである。

沖縄、少子化の速度が速くないのは事実である。所得が低いと言われる割には多子文化が根付いている。ところが、通信制高校を選ぶ生徒たちが他県以上に多い。毎年毎年、通信制高校が誕生し、全日制の学校からそちらに転学する生徒たちも増えている。県外に流出する子どもたちも少なくはない。

興南の新しい校長先生はお酒が好きで愉快な先生だった。いい関係を築けそうに思う。興南をいい学校にしていきますのでご協力くださいと仰ったので、先生方にやる気があるならいくらでもアドバイスはしますとお答えした。先生方の幼い息子さんや娘さんを知っているだけに、興南が倒産しないよう、依頼されれば的確なアドバイスができるようにしておこう。

木村達哉

追記
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