12月23日。おきなわ学びのネットワークと沖縄県私学振興会の共催、沖縄県の後援で教員の指導力向上研修会を開催した。場所を提供してくださった興南高校の校長先生には心より感謝している。約30名の先生方とともに指導法について議論をする機会となった。

第１部はラ・サール中学校高等学校の丸山晃先生。『新ユメサク』の共著者である丸山先生は、中学生に対する英語指導について、特に中１中２学年における基本の反復と日本語力涵養の重要性についてお話しになった。ラ・サールでどういう指導を行っているかの具体的な話をされ、終了後は先生方からの質問が相次いだ。

第２部は聖光学院中学校高等学校（神奈川）の佐藤仁志先生。『ユメブン⓪』をはじめ、著書を数点お持ちの佐藤先生は、高校生に対する英語指導についてお話しになった。丸山先生と佐藤先生、そして私の元勤務校の東大合格者を合わせると毎年200名ほどになるが、結局はどれだけ基本を固めるかがポイントとなることがわかっていただけたのではないか。

第３部は私。成績の上げ方、そして進学実績の上げ方についてお話し申し上げた。第４部は質疑応答という形式で、パネルディスカッションを行った。予定していた終了時刻を30分過ぎても挙手する先生方がいらっしゃって、コロナ前より参加者は少なくなったけれども、おおいに盛り上がった。

参加された先生方とともに人生の反省会（つまり懇親会）。それが終わった後は私の部屋で夜半過ぎまで英語について、教育について、話し合った。来年も同会を開催したいと私学振興会の金城先生がおっしゃっていたので、また多くの沖縄の方々にご参加いただければと願っている。

この勉強会で今年の全講演とセミナーが終了した。80回ほどの講演を通じて１万人ほどの方々に触れ合ったことになる。お世話になった皆さんに感謝申し上げます。本当に今年はお世話になりました。

木村達哉

追記
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