12月30日。年賀状の準備に追われる。年賀状は今まで数百枚を用意し、全国の先生方にお出ししてきたのだけれども、postal rateが来年から上がるらしいし、そもそも長いことお会いしていない方に出すのが機械的になってきたこともあって、今回からは枚数をぐっと減らすことにした。
その分、と言っても印刷するのだから変な話だが、時間をかけて年賀状に絵を描くことに決めた。来年の干支は龍である。空を舞うイメージで下絵を描き、色鉛筆で鮮やかに色をつけた。完成したときにはすっかり夜になっていたが、久しぶりに描いたにしては上出来である。
絵を描いている人にはわかっていただけると思うが、文章を書いているときと絵を描いているときに使っている脳の部分が違う。文章が左脳で絵が右脳ということらしいが、それが本当なのかどうかはわからないけれども、前者のときに用いている論理と、後者で用いているイメージとでは、使う部分が完全に異なるのである。
その点で、いい呆け薬が出たとは言っても来年には還暦を迎えるのだから、絵を描くのもいいなと思う日となった。『あなたのちからになりたくて』の次作はいつ出るのと聞かれることもあるので、ここは2冊目の絵本を出せるよう、来年は気張ってみようかと考えている。
木村達哉
追記
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