1月21日。痛い腰をさすりながらひねもすのたりのたりしていた。共通テストの分析も終わり、さすがに出願する大学も決まりつつある時期なので、ひと息ついた全国の先生方からご連絡をいただくようになった。いくつか紹介したい。
A先生
英語筆記の平均点が下がる中、本校の生徒たちはしっかりと日頃の努力を共通テストにぶつけてくれました。昨年度より10点近く平均点が上がり、高1から取り組んできた『ユメタン⓪』と『ユメタン①』および『5 STAGE英文法完成』のおかげであると感謝しています。3年間必死に取り組みました。
B先生
共通テストの筆記、本校の平均点がかなり高かったことをお伝えします。半信半疑で単語集と文法問題集を変えて、『ユメタン①』と心中するつもりで英語→日本語の和訳と、日本語→英語の英作をしっかり行いました。シャドーイングを行いながら単語学習を行うという観点はそれまでなく、リスニング力も同時に上げられました。
C先生
本校の高3生ですが、リスニングの点数が劇的に上がりました。セミナーで教えていただいた単語集も文法問題集もリーディングもぜんぶリスニング力を上げるための指導に切り替えればいいのにと仰ったのが決め手となりました。ちなみに私自身のリスニング力もかなり上がりました。試験対策や英検対策では獲得できなかった英語力を身につけることができ、感謝しています。
ほんの一部ではあるが、感謝のメールを紹介させていただいた。試験対策をするなと言っているのではない。しっかりと日頃から勉強を行ったうえでの対策なら全く問題はない。普段の勉強姿勢が甘くなると、対策にはまったく意味がなくなる。この程度の変更に戸惑うことになる。
私の本がタフであることは灘校生からの「鬼!」だの「悪魔!」だのといった罵声が証明している。が、そもそも外国語を勉強するのに甘っちょろい姿勢でどうするんだと思っている。できればいいなぁ程度の気持ちで向かっている受験生が高得点を取れないテストをこれからも大学入試センターには作っていただきたい。
にしても共通テストの文章はリーディング素材がまったく面白くないけれど。ま、それは英検もTOEICもTOEFLも同じこと。試験ってのはそういうものなのかもしれない。
木村達哉
追記
メールマガジン「KIMUTATSU JOURNAL」を無料配信しています。読みたいという方はこちらからご登録ください。英語勉強法について、成績向上のメソッドについて、いろいろと書いています。週2~3通配信です。家庭や学校、会社での会話や先生方は授業での余談にお使いください。