2月4日。SNSはFacebookとTwitterとInstagramをやっているが、2025年の共通テスト英語について書いたところ、普段は静かな拙SNSがえらい賑やかになった。来年度の共通テスト英語(リーディング)は大問が2題増え、8題となる。それについて書いたのである。
もうそんなことは学校の教員であれば誰でも知っているし、予備校関係者だって知っている。教育系企業が主催する説明会の資料にも掲載されている。したがって、拙SNSにも「ご存じだとは思うが老婆心ながら」と前置きして書いたのである。
おそらくだが、語彙は『新ユメタン①』の1000語が完璧であれば、つまり英検2級レベルの語彙が完璧であれば、まったく心配いらないだろう。再度書くが、英検2級になんとか合格するレベルでは全然駄目。あの1000語が完璧であれば、英検2級なら余裕で満点取れるわというレベルであれば、という意味である。
ただし、上記の画像を見ていただければわかるが、情報量はきっと増える。したがって処理する量も増える。試験時間は80分の据え置きなので、直前になってから書店で対策問題集を買ってきて軽くやるかという受験生に対応できるわけがないと思われる。
ラーンズの『共通テスト英語重要問題集』はこの変更に沿って作られると聞いている。他社は知らないけれども、少なくとも書店に売られている今年までの対策問題集は(リーディングに関しては)どれも対策という意味では役に立たないだろう。
現高2の生徒たちはしっかりとした英語力を纏い、どんな問題が出されても、どんな変化球を投げられても、対応できるようにしておくことである。来年度は新課程入試である。受験の詳細についてはメルマガで順次お伝えしていくことにする。
木村達哉
追記
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