2月15日。今日からしばらく沖縄。今回の沖縄ステイは予定が詰まっている。ドラゴンズキャンプ見学、首里高校で保護者対象に講演、現代版組踊「鬼鷲 琉球王尚巴志伝」の観劇、ラジオ番組の収録など、毎日なにかしらの予定が入っている。これはなかなか珍しい沖縄ステイのパターンである。

沖縄にいると言っても特に予定がなく、朝から夕方まで執筆していることが多い。中には、きっと木村のことだからケシカラン遊びをしているに決まっていると考えている輩もいるように思うが、豈はからんや、逆に沖縄にいるとまったく遊ぶことがないのである。

そもそも観光客の多くが訪れる時期には沖縄には戻らない。飛行機は混んで小さい子どもがここかしこで泣いている、那覇空港に着いたらどこへ行くにも大渋滞、そういう時期はなにをするにもカネが普段より高くなる…という南島では面白くもなんともない。

海外に行くときも同様。予定をほとんど詰めない。気が向いたら一日にどこか一カ所だけ顔を出すこともあるが、間違っても観光地のハシゴをすることはない。ゆっくり朝食を楽しみ、出かける気持ちになるまで書物を開き、惰眠を貪り、それなりの時間になったらタウンウォッチングを楽しむのが好きなのである。

長いこと国際通りには顔を出していないし、アメリカンビレッジも然り。観光客の行きそうなところは避け、むしろ現地の生活をゆっくりのんびり楽しむのである。

今回の沖縄ステイは忙しい。とは言っても、沖縄の人たちとの活動なので楽しみである。私にとって沖縄はすでに場所ではなく人である。人に会いに行くのがたまたま沖縄だったというだけのことである。

木村達哉

追記
メールマガジン「KIMUTATSU JOURNAL」を無料配信しています。読みたいという方はこちらからご登録ください。英語勉強法について、成績向上のメソッドについて、いろいろと書いています。週２～３通配信です。家庭や学校、会社での会話や先生方は授業での余談にお使いください。