2月20日。ありがたいことに、拙著『3ステップスピーキングドリル』のBOOK①を採用したいので見本を送ってくれというご連絡が300以上の学校と塾からGakkenに届いたらしい。なかなかないことなので、五反田のGakken本社では、ええじゃないか!ええじゃないか!と社員一同で踊っているとのことである。
その中でどれぐらい本当にご採用いただけるのかはわからないけれども、学校や塾での一括採用のための本というのは指導者の方々に先ずは見ていただかなければお話にならない。いろんな出版社が展示する機会を持っているがなかなか見ていただけない。中には段ボール箱に本をどさっと入れて見本請求も何もしていない学校に送りつける出版社もある。
たいていの学校ではその段ボール箱をそのまま廃棄する。我々物書きとしては、自分の分身であり、ひと様が寝ているときに眠い目をこすりながら作った著作が大量に廃棄されるのであるからどうにもやりきれない。
その点で、この度は先生方のほうからGakkenにご連絡を賜ったのである。中にはクダラナイ本だと廃棄される向きもあろうが、そのためには中身を吟味することになるはずだ。吟味していただいた上で廃棄されるのであれば、それは私の筆力が至らなかったということになろう。
Gakkenが本書に力を注いでくださっていることがわかるのは、専用サイトができているという点である(こちら)。一般的に、ある作品の専用サイトが作られることはない。私の作品を大切にしてくださっているんだなとGakkenにも感謝している。
書店で一般の方々に見ていただけないのは残念だが、学校や塾で多くの生徒たちに使っていただき、文法的語法的に正しい英語を話せるようになってほしいと願っている。アプリを使えば自身の発音チェックまでできるということだから、学校と塾の採用品とは言ってもかなり使い出のある教材と言えるのではないだろうか。
木村達哉
追記
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