2月24日。広島で「英語科×情報科トークイベント」を大妻高校の加藤悦雄先生と行い、40名以上の先生方や教育系企業の方々がお集まりになった。別名「キムタツ✕カトエツのICTここまで言って委員会」。GIGAスクール構想の裏側を全部話しますよというイベントである。

授業でタブレットを使ったからとて英語力向上とは無関係である。逆に、ゲーム等の遊びに没頭する生徒が激増するので効果は薄い。その割に設定や教材に余計なカネがかかる。価格と効果を考えるとコスパが悪い。紙の教材を使っている教員が圧倒的多数なのも当然である。

加藤先生からは文科省について、タブレット指導の失敗例について、さまざまな知見を頂戴して感謝してばかりいる。英語科の立場では知り得なかったことを学ぶことができる機会などそうは無い。多くの先生方が最後までメモをとりながら頷いておられた。

もう10年以上前から続けている勉強会である。終戦記念日あたりは毎年広島なんですよという私のひと言で「夏は広島セミナー」が始まり、どうせなら冬にも来てくださいよという声があがって「冬も広島セミナー」が開催されてきた。

毎回けっこうな数の指導者がご参加になり、遠方からの参加者も多い。本日は石川県、長崎県、兵庫県、大阪府、愛知県からいらっしゃった方々も。また、これも毎回だが、自然災害の被災地に向けて寄付を募り、福島や宮城、岩手、沖縄、熊本などに今まで合計すると数百万円を寄付してきた。今日もけっこうな額の寄付金を預かったので、石川県に寄付されてもらう。

最後に。幹事としていつもお世話になっている修道中学校・高等学校や広島城北中学校・高等学校の先生方には心よりお礼申し上げます。広島の児童たち、子どもたちが世界に羽ばたく活動になればと続けています。これからもお世話になりますが、よろしくお願いいたします。

木村達哉

追記
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