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ジュンク堂書店三宮店にて

2024.03.21(木) 10:00

3月21日。初めて本を出したのは2005年のことだから、もう19年も前のことである。私の第1作である『英語リスニング合格の法則~基礎編』がジュンク堂書店三宮店の学参コーナーに積み上げられているのが嬉しくて、ぽろぽろ涙がこぼれた。

周囲は驚いただろうと思う。当時の私はあごひげを生やしていて、自分で言うのもナンだが近寄り難い風貌をしていた。その男が学習参考書売り場で泣いているのである。こんな恐ろしい光景もない。

以来、お世話になってきた同書店の学参担当者の西村さんが定年退職になるというので、今日は餞別を持って伺ってきた。一度、酒席でもご一緒したことがあり、顔なじみなんてもんじゃないレベルの顔なじみ。お互いの顔を見て「お!」「あら!」という短い挨拶を交わした。

『新ユメタン』や『新ユメジュク』など、売れている本だけでなく、自分でも悲しくなるぐらい売れていない本でも置いてくださった。本というのは出してもほとんどが書店に並ばないのである。現に私の絵本を絵本コーナーに探してほしい。おそらくほとんどの書店には置かれていまい。

書店員さんが、これは読者に手に取ってほしいと思う本が優先的に面陳となり、平積みとなる。したがって私の本の表紙が書店の蛍光灯に照らされている状態で置かれている書店さんは、要するに本のプロである書店員さんがそう思ってくださっていることの証左なのである。

4月からはどうされるんですかと伺うと、まだ決まってはないんですけどと笑顔で仰った。「決まってはないんですけど」の後は彼女が言わなくてもわかる。彼女のことだから、隠居しようなどとはつゆも思わず、何かを始められるのであろう。そんな彼女のご活躍は、今後はFacebookで拝見するとしよう。

木村達哉

追記
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