4月2日。日本最古の歴史書といえば『古事記』。冒頭の「国生み神話」には、イザナギノミコトとイザナミノミコトが生まれたばかりの大地を天沼矛でかき回すと、矛の先から滴り落ちた雫が固まって「おのころ島」が出来たと記されている。おのころ島こそ日本最初の島である淡路島である。

夫婦となったイザナギとイザナミは、淡路島以外の日本列島を次々と生み出していく。淡路島の海の民たちは「海人」と呼ばれ、応神天皇の妃を吉備に送る船の漕ぎ手としての海人たちや、仁徳天皇即位前に朝鮮半島に派遣された海人たちなど、『日本書紀』にも淡路島の海人たちの記述が登場する。

ここまで読んでくださった方々には申し訳ないが、要するに淡路島までドライブに行ってきたのである。決して淡路島名物の枇杷ソフトクリームが目当てだったわけではなく、そういう古代の学びを得たくてだなぁ…。いずれにせよ、阪神淡路大震災の爪痕を保存する残す野島断層記念公園や四季折々の花が楽しめて犬も入ることができるあわじ花さじきなど、久しぶりの淡路島でゆっくりとウォーキングを楽しんだ。

ドライブを楽しんだとは言ってもやはりそれなりには疲れてしまったので、文章を読んで楽しんでいただけるほどまともな文章を書く余力が残っていない。先日も福岡で久留米大附設中高の藤木先生から、ブログの文章を楽しんでいると言っていただいたのに、インスタにアップするような雑な日記になってしまって申し訳ないが、そういうわけなので写真を見て楽しんでいただければ幸甚である。

淡路島といえば灘黒岩水仙郷を訪れるのを楽しみにしていたのでこのたびの閉園は極めて残念だが、さほど混んでいるわけではない淡路島を、阪神淡路大震災から見事に復興した淡路島を、皆さんも楽しんでみられては如何か。震災をご存じない向きは北淡ICで降りて車で10分ほどのところに野島断層保存館があるので、まずはそこから回っていただきたい。

木村達哉

追記
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