4月6日。チームキムタツ岡山支部の勉強会が岡山県立瀬戸高校をお借りして行われ、私は講師として4時間、30人強の先生方の前で基本的な英語の指導法、スピーキングのトレーニング法についてお話しした。先日の九州支部と同様に、非常に多くの質問を頂き、答えるだけで1時間ほどかかった。
第一部は基本的な英語指導法。要するに英語を日本語に、日本語を英語にできれば英語の成績はそれなりのものとなる。進研模試であれば、偏差値65より下になることはないだろう。大切なのは英語のルールと日本語のルールが異なるのでそこを理解することと、できるだけ多くの表現を覚えることである。
また、リスニングは英語→日本語のクイックレスポンスが、スピーキングは日本語→英語のクイックレスポンスが、できるようになればかなり上達するが、それ以前の問題として読めるか/書けるかがある。読めないし書けない人が、そこにクイックレスポンスの要素が入るリスニングとスピーキングの力を涵養できるわけがない。
その点でいえば、英語のルール、英語の表現、読み書きが土台となる。
特に単語や熟語の暗記に関しては週1回の単語テストレベルでは全然足りないので、日々の授業でしっかりと帯活動を行うことが望ましい。灘校の場合、『新ユメタン⓪』『新ユメタン①』『新ユメタン②』『新ユメジュク』の3800語(句)を徹底して覚えたが、それでも足りないぐらいであった。
第二部のスピーキングのトレーニングは基礎トレと実践トレに分かれる。メルマガでは何度も書いているので、ここでは割愛するけれども、これも週1回やったからといってどうなるものでもない。毎日毎日の積み重ねである。
カシオ計算機とベネッセの方々も参加してくださったので、会の最後にプレゼンをしていただいた。来年度の共通テストは大きく変わり、英語の大問が8題になることが予想されるという話とか、現代文の問題が地理や現代社会の問題のように表グラフを見ながら答えるものであることなどを教えて頂いた。
先生方には、チームキムタツの勉強会は常に無料だけれども、その代わりといってはなんだがいい先生になってくださいと申し上げた。先生方がしっかりと学んでレベルを上げるからこそ生徒たちは「よし!自分たちも」と思うものである。
お世話になった瀬戸高校の目崎先生、幹事の流尾先生には深く感謝申し上げます。ご参加くださった岡山の先生方、高松や京都からお越しになった先生方、業者の皆さん、本当にありがとうございました。これからもお世話になります。よろしくお願いいたします。
木村達哉
追記
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