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忘れることを意識して覚える

2024.04.10(水) 08:00

4月10日。とても良い日になった。アルクの担当者から連絡があり、『新ユメタン』をある漫画の中で取り上げてくださるということであった。著者の許諾が必要ということだったけれども断るわけがない。送られてきた絵コンテ(案)を見ると、「暗記ならこの単語集」と書かれていた。

メルマガやキムタツチャンネルで常々述べているが、我々は忘れる。覚えていたいものに限って忘れる。忘れたいものに限っていつまでも覚えているものだが、それはさておき、英単語のみならず古文単語やことわざ、表現、年号、人名などなど、覚えては忘れていく。

自分は頭が悪いんじゃないかと思うこともあるだろうが、さにあらず。忘れるのが当たり前なのである。ただ、忘れにくい覚え方というものは存在する。以前も書いたと思うが、茂木健一郎さんが『新ユメタン』を絶賛してくださった。忘れにくい単語集なのである。

覚え方については、『新ユメタン』の「覚え方」に書いたので是非読んでいただきたい。週1度の単語テストのために覚えると忘れるのが早い。頭に刷り込んでいくのである。そして、必ずしなければならないのがアウトプット活動である。それがクイックレスポンスなのだ。

漫画は「ドラゴン桜」のようなものらしいが、著者さんにお会いする機会があればお礼を申し述べたい。それ以上に、私の本を使っている全ての英語学習者の皆さんに、「覚え方」をもう一度読んでいただいて、インプットからアウトプットへの移行を意識して覚えていただきたい。

ある学校の生徒が「夢をかなえる英単語」ではなく、私にとっては「夢にまで出てくる英単語」ですと言ってくれたときは涙が出るほど嬉しかった。しっかりと学習し、英語が聞けるように、話せるように、使えるように、なってほしい。

木村達哉

追記
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