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日本経済新聞を読んで

2024.04.13(土) 07:00

4月13日。沖縄にいる間はコンビニで新聞を買うことにしている。普段は毎日新聞と日本経済新聞のお世話になっているが、沖縄ではそれが琉球新報と日本経済新聞になる。前者は沖縄のニュースを、後者は全国のニュースを、それぞれ知るのに役に立つ。

日経新聞が、2023年は83万人ほど日本人が減って1億2100万人台になったと教えてくれた。2022年も80万人強が消えたのだから、二年間で山梨県と佐賀県が消えたことになる。このペースでいくとという報道があるが、このペースではいかず、実はここからさらに速くなる。来年には日本人が1億1千万人台になるのである。

社会が変容していくのだから人や仕事が変わっていくのは当然である。タクシー運転手が少なくなったことでライドシェアが始まったり、教員が不足するとはいえ、通信制では免許を持たない「先生」が激増している。それがいいのか悪いのかはわからないが、とにかく変わっていく。

金融緩和廃止によって円安もようやく収まるかと思われたが、ますます安くなっている。輸出、製造、インバウンドなどの業界はウハウハだろうが、個人経営店舗はどんどん消えていくだろう。我々の生活も更なる値上げで大変になっていく。これからの日本にポジティブな要素は見当たらない。

政府は個人の投資を呼びかけるが、言われなくても年金には頼れない。老後2000万円問題は、自民党の副総裁によっていつの間にか3000万円問題と名称が変えられたようだ。国は廃れていくのだろうけれども、個人は幸せに生きて笑顔で死んでいかねばならないが、どうやら国は頼れない。自分の力で資産を維持し、健康で文化的な生活を送ることができるように気を付けるのみである。新聞を読んで、強くそう思う日になった。

木村達哉

追記
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