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昭和女子大附属昭和中学高等学校にて

2024.04.23(火) 10:00

4月23日。朝4時に起床。5時55分発の伊丹空港リムジンバスに乗り、空港へ。羽田空港からモノレール、山手線、東急田園都市線を乗り継いで、三軒茶屋駅に到着した。目的地は昭和女子大附属昭和中学校高等学校である。『新ユメタン』を使っている生徒たちに、そして夕方には先生方に、講演をするのである。

真下校長先生や山本教頭先生、担当の近藤正和先生に迎えられた。これから女子生徒たちに講演をするのだと思うと、ほんの少しではあるが緊張感が走る。なにしろ西大和学園を退職して灘校に移ったあとは男子生徒しか教えていない身である。灘校の職員室も男性教員ばかりであった。

1つめの講演は高1と高2の連合軍である。最初にその旨を申し上げ、あまり見ないでくださいと言うとここかしこから笑いが漏れる。講演後にある先生から「いつになく真面目な講演でしたね」と言われて、スイッチが入った。つまり、女子生徒相手に上品の皮を被る自分が嫌になった。したがって、2つめ以後の講演はいつもどおり下品になった。

2つめの講演は中2と中3の生徒たち、3つめは中1の生徒たちであったが、女子生徒たちを前にして講演なのか漫談なのかわからない状態になり、生徒たちも特に眉間にしわを寄せ、なんてお下劣な方なのかしらなどと思っている節は無く、終始笑い転げていらっしゃった。これでいいのだ、である。

生徒たちには、しっかりと学ぼうという話をした。話の切り口は学年によって変えたけれども、そして漫談ライクにはなったけれども、伝えたかったことは学びの大切さである。学ぶことによって誰かを笑顔にし、あなた自身も幸せになるのだという話をしたつもりである。

最後に教職員研修で小一時間の講演というかセミナーというかを行った。昭和女子大附属中高がさらに良い学校になるよう、管理職を含めたすべての先生方が思考することが肝要である旨を伝えた。生徒ファーストも良いが、先生方が幸せでなければ生徒を幸せにできるわけがない。

明日は高3の生徒たちに講演である。少しだけ授業をしてほしいと言われているので、リスニングとスピーキングの力を伸ばすためのトレーニングを紹介しようと思っている。喜んでいただければ嬉しい。

木村達哉

追記
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