5月2日。YouTube動画「キムタツチャンネル」を更新した。山形県の高校生から東京大学の大意要約についての質問メールが届いたのである。名前はカバーネーム(匿名)だったが、文面から山形東高校の生徒だと思われた。真剣に東大に入りたいという気持ちが溢れるメールだった。
講演後の質疑応答で手を積極的に挙げるのはもっぱら小学生である。那覇市立泊小学校で元ソフトバンクのピッチャーである島袋洋奨君と一緒に講演をしたとき、児童たちは目を輝かせ、終了後には50人以上が手を挙げた。指名されてから質問を考える子もいたが、それでもかまわないのである。
中学生あたりになると怪しくなる。周囲をきょろきょろと見渡して、なんとなく気恥ずかしそうに手を挙げる。挙手するだけましなほうで、高校生ともなるとほとんど期待できない。本来的には講演後は手を挙げるものである。それを知っている大人対象の講演では一斉に手が挙がる。
積極的なほうが得だ。わからないことを聞いて納得すれば成長できる。やったことのないことをやれば経験値が上がる。訪れたことのない場所を訪れれば知見を得る。周囲など関係ない。子どもたちが気恥ずかしく思う気持ちもわかる。でも、少しずつでいいから成長できる素敵な大人になってほしい。
山形東高校の生徒からのメールに答える形で、こちらの動画で回答した。彼が納得してくれればいいなと願っている。勇気を振り絞ってこのHPのCONTACTをクリックしたのだろう。名前や学校を記入することができなかったのは残念だけれども、わからなかったことをわかろうとする姿勢には賛辞を贈りたい。
木村達哉
追記
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