5月12日。母の日であることに「サザエさん」を見て気づいた。ずいぶん前に母は逝ってしまって、カーネーションにも縁がなくなってしまった。子どもの頃のアルバムを開き、彼女との思い出に浸っていた。よく怒られたな、よく喋る人だったな、よく一緒に笑ったな、そしてよく泣いていたな、と。
62歳で逝ってしまった。最後の数年間は病院暮らしで、最後は呼吸ができずに死んでいった。煙草を吸っている人たちはホントにやめておいたほうがいいと思う。彼女は喫煙者ではなかったが、父がそうだったので副流煙を吸い込み続ける人生だった。
毎年彼女の誕生日である2月6日に生前の彼女について少し書くことにしているので今日は書かないが、それでもせっかくの母の日なので、夕方からしばらく子ども時代を思い出している。典型的な大阪のおばちゃんで、多くの方々に迷惑をおかけしたが、それでも多くに愛されていたように思う。
もう会えないなぁと声に出して言ってみる。なんだか寂しい気持ちがこみ上げてくるが如何ともしがたいのは書くまでもない。まだまだ向こうに行く心算はないけれども、その時が来たら「達哉、ええ人生やったやんか」と言ってもらえるよう、幸せに生きようと思う。それが親孝行というものだ。
木村達哉
追記
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