5月17日。沖縄に戻っている。沖縄に戻っていますと言うとたいていは「いいですねぇ!」「沖縄行きたいですぅ!」的なリアクションを賜るが、おそらく今週末から始まる梅雨の沖縄は湿度120%はあるのではないかと思われるほどじめじめしている。
したがって、修学旅行で沖縄にという生徒たちもいるのだろうけれども、気の毒と言うよりほかない。実際、私が沖縄に戻ってきた日の那覇空港はうんざりした顔の生徒たちでいっぱいであった。全然海が綺麗じゃないじゃないか。汗を拭えども拭えども滴り落ちてくるじゃないか。こりゃどうすればいいのよという顔、顔、顔が並んでいた。
こういう写真がSNSに並んでいるものだから、沖縄は良い!という印象を持つのだろうけれども、殺人的暑さと脅威的湿気を好む人以外は滞在中にうんざりする経験をすることになる。女性の場合、確実にせっかくの化粧がアレになるし、紫外線が県外の3倍もあるのでお肌がアレになる。
では沖縄旅行はいつがいいのと聞かれると、海にも入れて観光もできて猛暑というわけではなくて湿気も比較的マシということになると、10月である。個人的には10月は一か月まるまる沖縄滞在でもいいなと思うほど過ごしやすい。11月もいいのだけれど、海には入れない(私は夏でも入らないが)。
夏休みがお盆前後しか取れないという方はどうしようもないとは思うが、8月の沖縄はまったくお勧めできない。暑いなんてものではない。私は昨年15分のウォーキングで軽い熱中症になった。ジャングリアが来年オープンするらしいが、あんな虫の多いところで1時間も2時間も戸外で列を作って待っていたら不愉快極まりなく、間違いなく熱中症で搬送されることになろう。
加えて、ただでさえ毎日毎日渋滞地獄と闘わねばならない沖縄である。夏休みのハイシーズンとなれば、日本各地どころか世界中から集まった観光客で国道はおろか抜け道まで大渋滞となる。8月は沖縄旅行には不向きである。
そんな理由で、個人的な感想だけれども沖縄旅行をされるのであれば、10月と11月である。10月なら観光客が少ない海を楽しめる。レンタカーはかなり高いので、同じ値段を出すならタクシーで移動するのも手だと思う。素敵な沖縄ステイをお楽しみあれ。
木村達哉
追記
メールマガジン「KIMUTATSU JOURNAL」を火木土の週3通無料配信しています。読みたいという方はこちらからご登録ください。英語勉強法について、成績向上のメソッドについて、いろいろと書いています。家庭や学校、会社での会話や、学校や塾の先生方は授業での余談にお使いください。