ありがたいことに、多くの方々が『東大に入る子が実践する勉強の真実』を手に取ってくださっているようで、感謝しています。うちの子、なかなか勉強しないのよという親御さんには、是非とも読んでいただきたいと思っています。また、そういった親御さんに面談をする立場にある先生方にも、よかったら読んでいただきたく存じます。
アルクや三省堂といった版元(出版社)から、しょっちゅうというか毎日というか、連絡があります。この本が増刷になりました!この書店さんでこういった展開をしてくださっています!といった連絡です。スマホがぶるぶると震え、LINEやMESSENGERの送信者が版元の誰かであった場合、いくつかのパターンがあるんです。
セミナーの依頼と原稿のチェック依頼が圧倒的に多いのですが、一番嬉しいのが「売れています!」的な報告、「増刷になりました!」という報告、そして書店さんの棚の写真ですね。昨日も三省堂の池田さんからこういう写真が届きました。
ジュンク堂書店芦屋店さんの棚なのですが、いやもうこれはお店に行って頭を下げないとしばかれるやつやで!と、スマホを見ながら独りごちました。ありがたいでしょ。なかなかこんなことしていただける著者はいませんから。村上春樹と私ぐらいじゃないですかね!え?言い過ぎ?
作家なんてやっていると「印税がもらえていいですね」と言われることもあります。じゃあ書いてみろと言いたくなります。だって1年かけて書いた本の振り込み額が800円ということだってあるんです。時給に直すと、ものすごいでしょ。
おそらく多くの作家はカネのことなんてほとんど考えていないと思うんです。自分の生きた証を遺したい、多くの人たちを笑顔にしたい、否、多くなくてもいいから、お一人でもいいから、その人の人生に多少の影響を与えたい・・・そう思いながら、パソコンや原稿用紙や画用紙に向かっているはずです。夏目先生は凄いでしょ。だってお亡くなりになって100年以上経つのに、いまだに書店さんでは彼のマインドが生きているのですから。作家はみんな夏目先生になりたいんです。
私はいつまで生きられるのかわかりません。しかし、私の著作たちが、私の息子や娘たちが、書店さん、図書館、あるいは皆さんのご自宅の書棚で、私が虹を渡ったあとも生き続けてくれることを願ってやみません。そして、私の本を読んでくださった(使ってくださった)方々が幸せになってくださることを願ってやみません。そのために、1冊でも多くの本を著したいと思っています。『東大に入る子が実践する勉強の真実』もその1冊になれば幸甚です。
私の本を手元に持っていてくださる皆さんに、心から感謝申し上げます。ありがとうございます。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
木村達哉拝