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「いいね」が消える

2024.06.13(木) 08:15

6月13日。実にどうでもいいニュースが流れてきたなと思っていたら、そうでもないらしい。つまり、一部の人たちにとっては重大なことであることが多くの方々のポストからわかる。Twitter(X)のイイネが見えなくなるというニュースだ。投稿を評価する機能「いいね」の仕様が変更になり、自分以外のユーザーの投稿については誰が「いいね」をしたかが表示されない仕組みとなった。今日スタートとのことである。実にどうでもいいニュースである。

私の場合、FacebookもTwitterもInstagramもやっているが、以前も書いたとおり、あまり真面目にやっているわけではない。毎日それなりには更新しているが、SNSなど真面目にやるものではないという考えから、特にTwitterの場合にはニュースを貼り付けたうえでひと言コメントを加えたり沖縄ライフについて書いたりしているだけである。Instagramはさくらの写真を貼っているのみ。

Facebookの場合はこのブログのコメント欄を廃止すると同時に始めたものだから、コメントには返信することにしているが、Twitterは匿名のヒトが多く、したがって信ぴょう性のない書き込みばかりである。悪口も多い。玉石混淆ならぬ石石混淆である。やっていないヒトはやらないほうがいい。運気が下がる。

ところがある方のポストに、いいねが多いと信ぴょう性が高く、少ないとそうではないというのがあった。したがって、いいねが表示されないと判断ができないと書かれていた。また、マーケティングにもいいねの数が使われているとも。いいねが多いほうが価値が高いということだろうか。なんだかゾッとした。社会の闇を見た気持ちになった。

そんなわけがない。そんなことを言っているから騙されるのである。国内外の複数のニュースを読み、大統領の発言、首相の発言、知事の発言、文科省の発表、責任者の行動などから信じるべきか信じぬべきかを自分の頭で判断するのだ。たかだかSNSの書き込みに信ぴょう性もへったくれもない。あると考えるほうがおかしい。したがって、いいねが多かろうと少なかろうと全くどうでもいいことだ。アメリカ大統領のツイートでさえも裏があり、それを探すのは個人の仕事である。

仮に10000のいいねが付いていたとしても、そんなもので「ほぉ、そうか」などと考えるべきではないし、大人こそ子どもたちにSNSなんかを鵜呑みにしてはいけないよと言うべきなのに、その大人たちがリテラシーを失っているのであるとすれば、恐ろしい社会である。白痴社会の恐ろしさを垣間見た気がする。

著名人はTwitter(X)をやったほうがいいらしい。ファン獲得につながるとある方に言われた。なるほど、しかし私は著名人ではないのでどっちでもいいな。私にとって大切なのは生きている間に魂のこもった本を書き続けることである。死後にも残る文章を、である。消えるメディアに時間を費やしている場合ではない。

木村達哉

追記
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