6月26日。福島市にある学校の先生からMessengerでご連絡をいただいた。来年度から『ユメタン』を採用することになったとのことであった。福島に限らず、拙著が東北の子どもたちの力になれるのは嬉しい。いや、東北だけではないのだけれど。
東日本大震災までは東北に二度しか訪れたことがなかった。灘校の修学旅行で一度、そして家族旅行で一度。仙台や盛岡などの有名な観光地は訪れていたのだけれども、山形県にも福島県にも足を踏み入れたことがなかった。青森県は修学旅行で泊まった蔦温泉だけ。秋田県は十和田湖畔だけ。
震災の翌年に仙台といわきでチャリティーコンサートならぬチャリティーセミナーを開催した。被災者の先生方は無料、それ以外の先生方の参加費および義援金を各県に寄付させていただいた。極めて多くの先生方がお集まりになった。スタッフも我々講師人も感極まり、それ以来たくさんの先生方とお付き合いをしている。
山形では冬に勉強会を開催している。私は講師料を受け取らず、むしろGDを通じて先生方から学ばせていただいている。福島では教育委員会の方々から依頼を頂戴し、生徒たちに講演や授業をする機会を毎年持っている。故郷を立て直すために学ぶと言った震災直後の生徒たちとはまったく違うけれども、それでも力になれるなら嬉しく思う。
ご連絡をくださった福島県の先生からのメッセージには、『ユメタン』を採用することになったので子どもたちに講演なり授業なりをしてもらえないかと書かれていた。日程調整がうまく運んで実現すればいいなと思う。中には英語が苦手な子どもたちもいるだろう。そういう子どもたちの力になりたいと強く思う。
木村達哉
追記
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