6月29日。そういえばお年玉付き年賀はがきの交換期限って7月中旬だったよなと思い立ち、正月に頂戴した500枚ほどをチェックした。そうすると10人の方から頂戴した年賀状が当選していることがわかり、郵便局で10枚の切手シート、つまり63円と84円の切手を10枚ずつ、つまり1470円の切手を頂戴できることになった。
葉書きや封書を出さないという方もいらっしゃるだろうけれども、実は郵便局でこれをレターパックに交換していただくこともできるのである。私などはお礼状をたくさん出したいので、84円よりも全部63円でほしいのだが、それにも対応してもらえる。
それだけでなく、元旦から半年が経って年賀状を読み返す楽しみもある。印刷されたものに手書きがないと少しがっかりするけれども、それでもわざわざ私のために印刷してくださったのであるからありがたい。なかには「メルマガ読んでいます」とか「『ユメタン』使っています」とか「文英堂のを使っています」などと書いてくださっているものもある。
年賀状仕舞いという言葉ができ、紙の年賀状を出さないことにした方々もいらっしゃるが、デジタルでいただく年賀状はどうにも味気ない。半年経ってデジタルの「あけおめ」を読み返す人もいまい。紙の年賀状だからこそ、また手に取ってニタニタと気持ち悪い笑いを浮かべながら見返すのである。本棚の肥やしになっていた本を読み返す感覚に近い。
今年の年末も、私は近所の郵便局で何百枚かの年賀状を購入することだろう。年々出す年賀はがきが減っているのは、つまり年賀状仕舞いをしますのでという方をエクセルで作った「友達リスト」から外しているからである。なんだかその人をリストから外すことで縁遠くなりそうな気がして、たかが1枚の年賀状とは言え、大切にしようと思っている所存である。
木村達哉
追記
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