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点滴

2024.07.05(金) 10:55

7月5日。埼玉日帰りが祟ったのか、あるいは変なものを食ったのか、もしかしたら暑さに負けたのか、腹部から太ももにかけて蕁麻疹が出た。寝ているときに痒いなと思っていたのだけれど、ダニか蚊に食われたのだろうと思っていた。起きたら真っ赤になっていた。体がどうにも重かった。数キロ落としたのだから、この重さは太りすぎが原因ではあるまい。

朝食後にアレグラを飲んで座椅子で横になっていたのだけれど、昨夜はかなり寝たのに昼まで爆睡でき、昼食を食べる気力も体力もなく、これは明日からの静岡がまずいことになるぞと思いながら医者に行った。子どもの頃から体が弱かった私はほんの少しでも異常を感じたら医者にかかるようにしている。我慢するとろくなことはない。

点滴をしてもらったら少しは楽になった。血液検査の結果はさほど問題なかったが、甲子園の名医からは「酒を絶対に飲むな!夜更かしはするな!アホほど寝ろ!」という的確なるアドバイスを賜り、帰ってからも寝た。スマホの歩数計は300歩。今日はほとんど動かなかった。おかげでずいぶん楽になった。

なんだかんだで健康が一番大事であることはこの年齢になればわかる。いくら能力が高くても病弱だと、日々の暮らしが楽しくないどころか、とてつもなく苦しく感じる。その点で言えば、幸せの土台はカネでも社会的成功でもなく、健康である。健康と言えば体を想起するだろうが、心の健康も当然ながら含まれる。

数多くの不登校生徒たちと接してきた。出勤できなくなった同僚たちもいた。私自身、灘校の正門をくぐった瞬間に汗と眩暈が止まらなくなったことが何度もある。健康と不健康を隔てる線は極めて細く、いつどちら側に転ぶかわからない。だからこそ敏感でありたい。勝手な判断で大丈夫だろうと高を括ると重度の病気になる。

今回はどうやら軽くて済みそうだけれども、たまにこうした神様からの信号が出ると気をつけねばならないなという気持ちが強くなる。明日からの静岡は大丈夫そうで胸をなでおろしているけれど、突然襲ってくるかもしれない病魔を遠ざけておくためには、普段から体を鍛えるなり、不自然な生き方をしないようにするなり、心掛けておかなければなるまい。

木村達哉

追記
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