7月11日。昨日に引き続いて千葉。私立昭和学院秀英中高を訪問し、高1生にはリスニング力の涵養法を、中2生にはこの夏以降の過ごし方を、東大受験生には東大に入学するための方法を、それぞれ50分ずつ話した。毎年同校生徒たちは『ユメタン』『5ステージ英文法完成』『東大英語リスニング』を使って勉強している。
中2生徒が作ってくれたウェルカムボードを見ながら会場へ。高1生へのリスニング指導は、特に語彙と音読の重要性を語った。音読といっても日本人ライクな音読ではなく、ネイティブの音声を真似る意識が大事であるという話をした。語彙は言うまでもない。中2には夏休みだけでなく、中学の間はガンガン勉強するというよりもむしろ苦手を作らない意識が大事で、高2秋から猛ダッシュできるように準備せよという話をした。準備段階で短距離走者ライクに走ると本番で息切れする。
東京大学受験者には東大入試を突破するうえで基本的かつ極めて重要な意識について話した。灘校時代に毎日のように話していたことを整理する機会になった。模試の判定はあまり気にせず、共通テストの点数など一切気にせず、受験する年度の二次試験をにらみながら勉強する重要性を論理的に話したつもりである。
今回も田中校長先生や英語科の藤田先生をはじめ、多くの先生方が温かく迎えてくださった。毎年どの学年でも拙著をお使いくださっているので、著者が来訪して話をすることで何かしらの化学変化が起こればと願っている。今年も多くの難関大学に卒業生を輩出した同校だが、更なる発展を願っているところである。
木村達哉
追記
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