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春はあけぼの、夏はひろしま

2024.08.10(土) 09:00

8月10日。春はあけぼの、夏はひろしま。毎年開催している「夏は広島」、今年も修道高校さんをお借りして、というより修道高校や広島城北高校の先生方が中心となって開催された。広島県内だけでなく、岩手、石川、大阪、福岡からも英語の先生方がいらっしゃり、指導法について学ぶ機会となった。

今年は参加者からいただいた質問に私が答えていくというもの。昨日のポストに書いたとおりである。単語や文法、リーディングの精読と速読、ライティングの和文和訳と自由英作文の採点、加えてモチベーション管理の方法や保護者対応についても自分の経験に基づいてお話をさせていただいた。

特に英語の指導法については授業を受けていただくのが一番手っ取り早い。灘校時代の授業を再現し、語彙指導やリーディング指導の実際を生徒役になって体感していただいたが、お役に立てば幸甚である。また、モチベーション管理に関しては、どうして英語を勉強するのかを生徒たちに考えさせる機会を持ちことが重要だというお話をした。

英語という外国語が必要な人生を生きるつもりの生徒、たとえばパイロットになる、医者になる、海外で生活する、ビジネスマンになるという生徒の場合、教員が何も言わなくても英語の勉強をすることになる。一方、人生をなにも考えていない呑気な生徒の場合には、英語どころかなんの勉強にも勤しまず、結果的に人生のスタートを遅らせることになる。

それでも幸せな人生を生きるのであれば問題ないが、あのときにもっとしっかり言っておいてくれればと思うことになっては申し訳ないので、一応は大人としてアドバイスをすることになる。それに耳を貸すかどうかは生徒たちの問題であって、教員も親も何も言わないというのは不味いように思える。

夏は広島。平和記念公園は今年も暑かった。あの年の夏もこうだったのかな。そんなことを思いながらスーツケースを転がして歩いた。修道高校に到着する頃には汗びっしょりだったが、いい勉強会になったように思う。スタッフの先生方には心よりお礼申し上げます。次は「冬も広島」。

木村達哉

追記
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