8月20日。昨夜は楽しかった。興南高校の英語科5人、仙台育英学園沖縄高校の教頭先生、教育センターの先生で浦添市にある串カツ屋で楽しいひと時を過ごした。沖縄でNPOおきなわ学びのネットワークを立ち上げてから10年が経つが、コロナに3年ほど邪魔されて活動が中断してもこうして先生方が集まってくださるのは嬉しいことである。
こちらに書いたが、沖縄にはテストがあると言う。私がそのテストに合格しているのかどうかは定かでない。しかし、少なくともウチナーンチュの中にこの人は友達だなと思える人たちがいてくださることは心強く、中には那覇空港に着く時間にわざわざ「おかえりなさい」というLINEやMessengerを送ってくださる方もおられる。
昨夜の集まりは年末12月28日に今年もNPOおきなわ学びのネットワーク主催による勉強会を開催するにあたってのキックオフだった。打ち合わせと呼べるほどの打ち合わせはしていないけれど、そしてずっと笑っているだけだったようにも思うけれど、少なくとも結束がさらに強くなったとは言えるのじゃないか。
興南の英語科の面々とは夏の甲子園が残念だったこと、仙台育英学園沖縄高校の教頭先生とはICT人材やスタートアップ人材の育成の難しさ、教育センターの先生とは教員育成の在り方について、それぞれお話をし、ついでに12月28日はまたよろしく頼みますという流れになった。この程度でいいのだ。大事なのはみんなが繋がっておくことである。
できることなら公立高校の先生方にも加わってほしいが、今は夏休み中で年末は仕事納め当日である。加えて、公立の先生方は数年で異動になるのでコロナ前にお勤めだった学校にはすでにおられない方々も多いと思われる。沖縄は異動が激しいのだ。校長先生などは2年ごとに次の学校へとお移りになると聞いている。
せめて集まれる学校や塾の先生方だけでもいいから、沖縄の子どもたちの能力伸長のために無料勉強会が開催できればと思う。そして参加した子どもたちの中からひとりでもふたりでも、沖縄と日本の未来を背負って立つ人材が出てきてくれれば、NPOおきなわ学びのネットワークを立ち上げた趣旨に沿うことになる。
コロナがあって先生方とのつながりが稀薄になったなら嫌だなと思っていたが、昨夜の会でそれが杞憂であったことを確信した。あとは12月28日が良い会になれば。
木村達哉
追記
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