8月23日。東京は五反田駅近くにあるGakken本社ビルで収録。『３ステップスピーキングドリルBOOK①』はおかげさまで数多くの学校と塾でお使いいただけることになった。大学受験も大事だけれど、英語の勉強をしているのに英語が話せないってどうよと思っている指導者が多いというのは健全だ。

スピーキング指導といっても「おい、ミスしてもいいからとりあえず喋ってみろ」と生徒たちに言ったところで喋れるわけがない。教師がいなくともすでに英語を話せる生徒たちもいるだろうが、話せない生徒を話せるようにするのが教員の仕事である。

『３ステップスピーキングドリル』は基礎トレと実践トレが含まれている。基礎トレはクイックレスポンス（瞬間英作文）のトレーニング、実践トレは与えられたトピックについて話すトレーニングである。２月に出したBOOK①は「自己紹介をしてください」や「今までの人生で最も印象に残っている出来事について話してください」など、自分について話すトレーニングばかりである。

瞬間英作文のトレーニングだけでも話せるようにならないし、実践トレだけというのでは正確な英語で話すことができない可能性がある。両方のトレーニングをどちらも取り入れるルーティンを作る意識を持つことが肝要である。

「日本には優先座席があるらしいが、それって必要だと思う？」「生成AIを子どもたちに使わせるのって賛成？」「老人の運転免許返納についてはどう思っているの？」などを外国の方に尋ねられたと仮定して答えるのがBOOK②である。ディベートに関心のある先生方であればそちらにも使っていただけるのではないか。

そのBOOK②が９月に出るのに合わせて、オンラインでセミナーを開催することになった。リアルタイムではなく、YouTubeによる配信である。無料だが申し込みは必要ということなので、Gakkenが専用サイトをオープンしたらブログやメルマガなどに貼り付けるので、ぜひご覧いただきたく思う。

木村達哉

追記
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