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台風で思い出したのは

2024.08.27(火) 10:25

8月27日。台風が近づいていて、文字通り雲行きが怪しい。明日から新潟に行く予定で準備をしているのだが、こういうのが一番困る。行けるのか、帰れるのか、台風の予報円を見て判断するしかない。今のところはANAから連絡がないのでキャンセルはしていないが、いきなり明日になって「やっぱり飛ぶのやめときますわ」では困る。

台風で思い出すのが数年前の停電である。あれは何年だったんだろうと検索すると2018年だった。台風21号が関西を直撃し、極めて多くの世帯が停電した。近所に住む山田君と一緒に懐中電灯やら食料やらを買おうと車であちこち回ったけれども、どこもここも棚は空っぽで、上新電機で懐中電灯をゲットしただけであった。

9月上旬だったのでエアコンがつかないと蒸し暑く、手元は懐中電灯と仏壇のろうそくだけが頼り。風呂も入れず、オール電化というのもこういうときに不便なものだと思い知らされた。それをきっかけに自家発電設備を設置する世帯が増えたそうである。実は我が家もそうだ。

家の中があまりに蒸し暑く、外のほうがまだ多少は風が吹いていて涼しいと少し散歩をしたが、甲子園近辺は真っ暗であった。店舗の明かりも信号もついていないと街はこうなるのかとスマホのカメラを向けてみたが、撮った写真は真っ暗で意味がなく、すぐに削除した。家に帰っても布団に横になるしかなかった。

停電ってのは不便なだけではなく、精神的にも悪影響を及ぼすことを知ったのもその時だった。いつになったら明かりが点くんだろうと、シャワーを浴びることさえできないのでおでこをてかてかさせながら、家人とさくらと一緒にくっついていた。励まし合っていないとなんだか暗い闇の底にまで落ちていきそうで、不安な気持ちのまま時間を過ごしたのを覚えている。

今回の台風がどういう進路をとるのかまだわからないけれど、どうも日本列島、特に西日本は縦断しそうとのことであった。台風もなかなか自力では前進できず、偏西風に助けてもらわないとのろのろ運転が続くのだけれど、その偏西風が北海道のほうにあるとのことで、そうなると被害は大きくなる。

物的被害も人的被害もあまり大きくならないことを願って、明日はとりあえず新潟に動こう。

木村達哉

追記
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