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依存症

2024.09.10(火) 10:00

9月10日。執筆三昧の一日を過ごす。リビングにいるかと思えば書斎に移り、飽いたら客間に降りて座布団に胡坐をかいたりして気分を変えているが、書いていることには違いない。以前はリビングでは日本語の本、書斎では英語の教材といった具合いに決め事をしていたのだけれど、そのうちいい加減になった。

執筆の際に欠かせないのはコーヒーである。特別な豆など要らないのだけれど、うちではブルックスのコーヒーを愛飲している。いろんな豆があって楽しい。インドとかモカとかさまざまなコーヒー豆が100袋ほど入ったセットで注文している。味の違いなどはまったくわからないが、インドと書かれた豆を飲むとなんとなくインドな気分になってくる。

長い間、コーヒーをブラックでは飲めなかった。学生時代は大学の裏手にある汚い下宿屋で過ごしたが、試験前になるとコーヒーの粉をマグカップの半分ぐらいまで放り込んでお湯を注ぎ、ヘドロみたいなコーヒーを飲んで目を覚ましていた。その際にも砂糖と褐色の恋人を、それではコーヒーの味などすまいと人から謗られるほどどっさり入れていた。

コーヒーをブラックで飲めるようになったのは灘校野球部の保護者のおかげである。冬場の練習試合にいらした保護者の方々が、監督である私にどうぞとくださるのが熱いコーヒーだった。寒風吹きすさぶ中、応援してくださるだけでなく、イニングの合間や試合後にベンチまで持ってきてくださるのである。いや、実は飲めないんですよと言えるわけがない。

そのうち平気で飲めるようになった。さらには美味いじゃないかと思うようになった。そして砂糖と褐色の恋人の入ったコーヒーが飲めなくなった。人間というのは不思議なものだ。

今ではコーヒーがないと仕事ができない。依存性があるのかとChatGPTに尋ねてみると「コーヒーに含まれるカフェインには依存性があります。カフェインは中枢神経を刺激し…」と出た。ただし、カフェイン依存の症状として、
・カフェインを摂取しないと、頭痛や疲労などが現れる。
・摂取量を減らそうとすると、不安やイライラ感が増す。
・より多くのカフェインを必要とするようになる。
とAIが教えてくれた。これらはまったく当てはまらない。今のところは大丈夫なようだ。

酒は飲まなくてもまったく問題ないのだが、コーヒーとお饅頭は執筆をする際の必須アイテムである。飲み過ぎ食べ過ぎでは健康を害するだろうから、適量を心掛けている。あれ?適量ってどの程度なんだろうね。またChatGPTを立ち上げるとしよう。こうなるとなんの依存症だかわからなくなってきたけれど。

木村達哉

追記
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