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くるちの杜100年プロジェクトに参加して

2024.09.15(日) 11:00

9月15日。第3日曜日といえばくるちの杜100年プロジェクトである。台風がそれたこともあり、多くの方々が読谷村座喜味城にお集まりになった。私が到着したときにはまだいらっしゃっていなかった平田大一さんと宮沢和史さんも、開始の午前9時前に姿をお見せになった。宮沢さんが私の顔を見て、おお!キムタツさん!ひさしぶり!と声をかけてくださった。平田さんも平田さんの奥様もきさくに声をかけてくださる。ラジオに出ていただいた幹さんと泉さん、鬼鷲のメンバーたち…どんどん人が集まってきた。

今回はオハイオ州の沖縄県系の方々もいらっしゃった。遠く離れていても沖縄のことは忘れたことがないですとお話をしてくださったのは感動的で、沖縄の方々の強いつながりを感じることになった。1か月も経つとくるちの杜も雑草だらけ。さっそくバーン!という銅鑼を合図に活動は始まった。

正直書くがけっこうきつい。私を激写してくださったのはスタッフのひとりだが、赤い帽子のつばから汗がしたたり落ち、頬を汗が滝のように流れ、腰と太ももはじんじんとしびれている。左手で草を持ち、右手の鎌でざくざくと切っていく。これだけの人数がいてもなかなか強敵である。約40分の作業後、どの顔も放心状態であった。

沖縄には三線の棹となるくるち(黒木)がなく、輸入に頼っているという。宮沢さんが平田さんに声をかけて始まった同プロジェクトだが、植えたくるちの木たちが三線になる頃には今日の活動に参加した全員がすでに神様のところにいることだろう。若い人たちが継承してくれることを願うねと言いながら、この日の活動は終わった。

宮沢さんと来月の音楽祭について話した。いろんな場所で宣伝をお願いしますと頭を下げられたものだから、いい気になって何十枚もビラとポスターをもらってきた。興南高校をはじめ、各所で配布しよう。音楽祭については改めて書かせていただくが、10月14日に読谷村で宮沢和史さんが総合監修の音楽祭がある。奮って参加されたい。

腰が痛い!太ももが張っている!と言いながら参加者はみな笑顔に戻っていた。オハイオからいらっしゃった方々の目には光るものがあった。なんてきらきらした空間なんだろう。これからも参加させていただこう。

木村達哉

追記
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