9月18日。KBC高等学院と興南高校に顔を出したのは昨日のポストに書いたとおり。KBCは通信制高校だと思っていたら、全日制と通信制のハイブリッドとのこと。この夏の高校野球予選はベスト4にまで勝ち上がった同校野球だが、部員は全日制の生徒たちとのことだった。てっきり通信制しかないと思い込んでいた(画像はKBCの先生方)。
来年1月にKBC高等学院の生徒たちに講演をすることになった。沖縄ではどこの学校に行かれたのですかとよく聞かれるが、訪問リストにKBCが加わった。初めて訪問したのが昭和薬科大学附属中高という私立の中高一貫校である。名前も聞いたことがないという方のために書いておくと、東大にも数名が合格するそれなりの進学校である。
私立では昭和薬科以外に興南、沖縄カトリック、仙台育英学園沖縄高校、そしてKBCを訪問した。公立は那覇、首里、開邦、那覇国際、那覇西、八重山、知念、糸満、名護、西原、普天間、浦添、北谷、北中城、読谷、あとどこに行ったかな…うーむ、こういうときに律儀な性格なので気になって眠れなくなってしまう。那覇の泊小学校、那覇中学校、南城市の佐敷中学校、豊見城市の豊見城中学校には徳元市長がいらっしゃった。ありがたいことに極めて多くの学校で講演なり授業なりをさせていただいている。
決して講演が好きなわけではなく、むしろ静かに本を読んだり書いたりしているのが性に合っているのだけれど、自分の経験なり英語の勉強なりが若い先生方やお父さんお母さん方、もちろん生徒たちのお役に立つのであればとあまり断らないようにしている。
そりゃ中にはツマランハナシダッタナと思う向きもあるだろうけれども、こちらとしてはそれなりに心を込めて準備をし、退屈しないように工夫しながら人生を考えてもらうようにしている。沖縄では基地だけでなく、貧困をはじめとするさまざまな難問がお互いに絡み合っているが、現在の自分が嫌だな、抜け出したいなと思うのであれば、努力をするしか方法がない。
子どもたちには「楽しんでいるうちはまだまだ」という少し耳の痛い話をすることが多いけれども、彼らの遊びたい欲に迎合して「楽しく生きましょう」なんて嘘をつくことはできない。人生はなかなかタフで、強くなければ生きていけないが、そういうことを伝える役割として、これからもお話をさせていただこう。
木村達哉
追記
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