9月29日。英語スピーキング指導の動画視聴が明日(30日)までとなった。すでに300人以上の方々がお申込みになっていて、私のdad jokesを散りばめた動画を楽しんでおられるようだ。何人かの先生方からご連絡を賜り、出だしの「2億人の高校生」で笑いましたとのことだった。しょうもない冗談ばかりで申し訳ない。
英語が、とりあえずは困らない程度には話せるなと思ったのは40歳手前である。昭和の英語指導では聞く授業も話す授業もなかったので、西大和学園から灘校に移ったタイミングでしっかり勉強しないと生徒に負けるぞという思いで勉強を始めた。あのまま西大和学園にいたらきっと今でも英語が話せなかっただろう。
勉強と言っても我流には限界がある。それは音楽然り、スポーツ然りである。ギターは先輩に教わり、ゴルフは然るべきスクールに通ったが、英語は通訳や翻訳家を養成する厳しいところに通った。この「厳しい」がキーワードである。楽しんで学びましょうという学校に申し込んでしまうと、カネと時間の無駄に終わるのを私は知っている。
動画では話したけれど、英語を話せるようになるために大切なトレーニングには2種類あるが、その前提としては英文法をそれなりに知っておかねばならない。英語を話す際にルールを知らなければ、英語の文構造がわからなければ、動詞や形容詞の形の知識がなければ、どうやって何を話すと言うのだろう。そんな英語話者は迷惑千万である。
相手に気持ちを伝えることが大事で、文法なんかは二の次という人は、本当に文法を勉強していない人たちがすべての文章を動詞で始めたり、You isとかhave wentとかいった怪しげな英語を話したりすることを知らない。この程度はできるでしょうというレベルにも達していない人が非常に多いのである。
英文法の知識は最低でも英検2級レベルは持っておくとして、あとは語彙、表現、機会、トレーニングがモノを言う。動画を視ていただくのが一番早いのだけれど、それも嫌だだという人の場合は…自分でなんとかするしかない。ただ、上にも書いたとおり、「厳しい」姿勢でなければきっと徒労に終わるだろう。動画についてはこちらを参照していただきたい。30日月曜日が最終日。
木村達哉
追記
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