10月2日。11月10日に大阪天王寺にあるSUR予備校で講演をすることが決まり、責任者と打ち合わせ。対象が中高一貫校の中3保護者ということなので、高校や大学において最も大切なこと及び保護者の役割について話すことになる。西大和学園と灘校で出会った何千人かの保護者を念頭に置いてお話をしよう。
教員をリスペクトされ、それでいてフレンドリーで今でも親しくさせていただいている保護者もいれば、この方の子どもは気の毒だなと思うような保護者もいた。概ね前者の子どもたちの成績は伸び、後者はそうではなかった。ひと言では言い表せないけれども、後者は子どもを管理しようとされていたようだ。
勉強しようとか努力しようとか思う状況を考えてみればよろしい。誰かに見張られている状態でがんばるぞ!とは思わない。見張っている側は気楽でいいのだけれど、見張られている側は努力する振りをしようとする。それでは成果など上がるわけがない。どういう人生を生きるのか、どういうことを成し遂げるのか、話し合ったうえで本人が頑張るのを見守るしかない。
同じことが教師にも言える。生徒にがんばれがんばれで補習ばかりやっていて教員が疲弊しているような学校は伸びない。管理職は気楽でいいのだろうが、教員サイドはなんとかしてその学校から脱出したいとか早く帰って体を休めたいとか思うのではないだろうか。師弟関係で師が疲れていては弟が伸びるわけがない。
11月10日はもう少し具体的にお話をさせていただこう。参加される方はよろしくお願いします。詳細はSUR予備校まで。
木村達哉
追記
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