10月25日。選挙が近づいてきて、西宮市民として責任ある1票を投じるためにあれこれと調べているところである。衆議院議員選挙、要は日本の国体を決める選挙と言ってもいい。棄権するとか白票を投じるとか、そりゃいろんな哲学があってもいいが、私はそういうことをしない。今まで投票しなかったことはない。
社会に対して文句を言ったり与党が決めたことに愚痴をこぼしたりするくせに投票には行かない人たちがいる。自分の1票で何が変わるのかとおっしゃる。そういう人はおそらく仕事も勉強もできないだろうし、ダイエットにも成功しないだろう。
今日覚えた単語1個が何の役に立つのか。今日送ったメール1通が何の役に立つのか。そんなことを言って覚えもせずお礼状も出さなければ何も得ることはできない。知識も信頼も1つずつの積み重ねである。今日食べたラーメンで劇的に太ることはない。ただ、積み重なると威力を発揮する。
万事が万事、そういうものなのだ。投票活動も然り。全員平等に1票しか与えられない。棄権者が大半になった社会がどう堕ちていくかを考えればわかる。それでも行かない人たちもおられるが、相当今の生活に満足されているということなのだろう。
私の住む甲子園は兵庫7区である。自民民主党、立憲民主党、日本維新の会、共産党、参政党の方々が立候補になっている。それぞれの経歴を調べなくてもうち3人が新人である。小選挙区(つまり個人)はこの人、比例代表(つまり政党)はこの党と決めることになる。イメージで決めるのは危険であることは兵庫県知事の件でわかるはずだ。したがってしっかりと調べる。各候補者のSNSは役に立つ。
しっかりと働き、多くの税金を納めている。私が働いて得たお金を社会のために有効活用してくれそうな人や政党はどこか、自分の懐に入れてしまうような人や政党はどこか、そういったことを考えながら27日は用紙に個人名と政党名を書かせてもらおうと思う。当日は北海道から帰宅するのが午後になるが、ひと休みしたら近所の公民館に向かおう。
皆さんもゆめゆめ棄権することのないように。無論、現在の社会なり生活に満足している方々は与党のために棄権する選択肢もあるのだけれど。
木村達哉
追記
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