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衆議院議員選挙

2024.10.28(月) 09:08

10月27日。衆議院議員選挙が行われたので、北海道から帰って少しだけ体を休めてから近くの公民館へと向かった。大した人生を送ってきたわけではなく、むしろ恥の多い人生ではあったので自慢できるようなことはまったく無いけれど、今までの選挙は皆勤である。棄権する輩の気持ちが理解できない。

民主主義においては、政治家を先生などと呼んで敬うのは危険だと考えている。単に我々が投票を通じて代表を選び、彼らに話し合ってもらっているだけの存在である。代表であるから我々の意見を吸収してくれなければ困る。勝手なことをされては困る。したがって投票活動を通じて、勝手なことをしそうな連中を排除することになる。選ぶというよりもむしろ、排除するのである。

今回は予想したとおり、自民党に鉄槌が下されたけれども、それは自民党の政治家たちが我々の代表であるにも関わらず我々の意見を吸収することなく、勝手なことをし、私腹を肥やし続けた続けた当然の報いである。この人は大丈夫だなと思う人はそれなりに票を集めるものだ。過去になんらかの失敗があった人であるとしても。

日本はこれからどんどん縮小していく。来年はいよいよ高齢者の数が激増する。東京や沖縄の人口も減り始めた。1億1千万人台になる可能性が高いとも聞く。頑張った人たちが報われなかったり、いわれのない差別を受けたりするケースも多い。日本はどうにもカオスな状態にあるようだ。

こんなときに大谷君みたいなヒーローが出てくればいいのにと思うけれども、政治や経済は最終回裏にサヨナラ満塁ホームランを打つような状況になることはなく、むしろ積み重ねであるからして、落ちてしまった流れを上向きにするだけでもけっこうなエネルギー量を必要とするのだろう。今の自民党公明党にその力はあるのか。

6年後、つまり2030年には今から約600万人ほどの日本人が減るそうだ。つまり、兵庫県や千葉県が消えることになる。「待ったなし」とはよく政治家が使う言葉ではあるが、彼らの「待ったなし」は待ってばかりで、自分たちの都合の良いように社会を変えていく。今日の選挙でそうした代表たちが排除されたことを願う。

さて、私たちの新しい代表が出そろった。彼ら彼女らの舵取りに期待しよう。

木村達哉

追記
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