10月31日。この2年ほど、私の講演のマネジメントはアルク植元君が行ってくれるのがめちゃくちゃ助かっている。私の場合、放っておくと自宅の書斎や座椅子から動かない超インドア派である。インドア派と書くとなんだか格好いいけれど、要するに生来の野良なのだ。
よっぽど仲の良い相手であっても、否、仲の良い相手であるからこそ、講演の依頼がダブルブッキングするのは避けねばならないし、資料作成等に瑕疵があってはならない。計画的に効果的に行わねば相手に失礼というものである。植元君は体型によらずフットワークが軽いうえ、報連相の徹底が半端ないので、野良な私にはかなり助かっている。
アルクとは無関係の企業からいただいたセミナーや講演の依頼も、他のお仕事とかぶらないように、彼に逐一報告する。いついつに三省堂のセミナーが入ったよとか、いついつにこういう予備校の依頼が入ったよ等など。こうしておけば、私が手帳に書き忘れたとしても、彼が然るべきときになると教えてくれる。そろそろ資料作成をお願いします、と。
学校や塾への講演には大抵はついてきてくれるものだから、先方の先生方にも「うえもっちゃん」が浸透しつつある。なんであんなに身軽にひょこひょこ動けるんだとおっしゃった先生方は一人二人ではない。明日からの高知も、その翌週の三重も、さらにその後の福崎や静岡も、まだ聞いてはいないが一緒に来てくれるのだろう。
身軽な彼がいてくれるとかなり安心感がある。アルクの人事異動で他の部署に移らないことを願っているし、おそらくは学校や塾の先生方もそう思っておられるのではないか。そのうち、訪問する学校や塾のウェルカムボードに「植元さん」という文字が登場する日も遠くないように思う。
木村達哉
追記
メールマガジン「KIMUTATSU JOURNAL」を火木土の週3通無料配信しています。読みたいという方はこちらからご登録ください。英語勉強法について、成績向上のメソッドについて、いろいろと書いています。家庭や学校、会社での会話や、学校や塾の先生方は授業での余談にお使いください。