11月5日。ここのところずっと講演だったのだけれど、昨日の三重でいったんは休止。7日に福崎高校、8日に静岡私学協会、9日に大阪のSUR予備校でそれぞれ講演をすることになっている。今日と明日はなにもないので執筆を進めながら、できるだけ体を動かすことにしよう。
脂肪肝と言われたのが昨年8月の人間ドック。肝臓の数値が軒並み悪く、いよいよ伯父、祖母、母と続いた癌家系の影響を受けることになったかとドキドキしたが、結果は「太りすぎです」であった。癌の場合はみんなから気の毒がられ、頑張ってだの完治を信じてるだのと優しい言葉をかけてもらえるが、太りすぎではデブだブタだと笑われるだけである。
医師から言われたのは「腹二分目の食事」と「1秒2歩のウォーキング」である。禁酒も筋トレも言われなかったが、肝臓が悪いのに酒なんて飲んでいいわけがないと考えて4か月の禁酒を敢行した。さらには毎日100回のスクワットと10回の腕立て伏せをこれまた4か月継続した。結果、マックス68kgあった体重が61.8kgまで落ちた。
もうブタとは呼ばせない。そう思っていたのだけれど、ここにきてじわじわと体重がもとに戻り始めている。悪いのはやはりビールと大食いである。さほど酒を飲むわけではない。家ではほとんど飲まないし、懇親会でもビールは3杯までと決めている。しかしそれでも積み重ねというのは何よりも強いもので、週1回2回のビールでも太ることがわかった。
秋になると毎年講演の依頼が増える。講演のあとはビールを飲むべしと日本国憲法に書かれているのでいたしかたなく飲むのだけれど、そうするとため息をつくことになる。61.8kgあった体重が最近は63kg台になってきた。毎朝の体重計からは目をそむけないことにしているが、数字を見て「また始めるか」と独り言ちてばかりいる。
幸いなことがひとつ。講演の際についてきてくれるアルク植元君が酒を飲まないということだ。彼は懇親会でも「じゃ、僕はウーロン茶で」である。もしも彼がビール派だったなら、きっと今頃は間違いなくマクガイヤーブラザーズである。彼も医師に言われてダイエットを命じられている身。ここは二人でまたダイエット同好会を結成するか。
木村達哉
追記
メールマガジン「KIMUTATSU JOURNAL」を火木土の週3通無料配信しています。読みたいという方はこちらからご登録ください。英語勉強法について、成績向上のメソッドについて、いろいろと書いています。家庭や学校、会社での会話や、学校や塾の先生方は授業での余談にお使いください。