11月8日。静岡に移動し、静岡私学協会の勉強会に参加し、2時間の講演を行った。静岡県の私立高校がこんなにもあることを知らなかった自分を恥じよう。極めて多くの私立高校英語科の先生方がご参加くださった。静岡駅ではいつものアルク植元君が待っていてくれた。
会場に到着し、担当の先生方としばし談笑。実は木村先生のセミナーに参加したこともあるんですよとおっしゃる先生もいらした。PCにHDMIのコードを差し込み、音声を確認しているうちにひとりまたひとりと先生方が入ってこられた。40人ほどの先生方の前で、自己紹介から始めた。
KID’S ENGLISHという英語塾を経営されている金谷さんが指導者対象の勉強会や子どもたちへの講演会を企画されている関係で、実は毎年静岡には来ているんですよと申し上げると、皆さんがほぉという顔をされる。実はうちの娘は静岡の大学に通っていたので三保に4年間暮らしていましてねと申し上げると、またまたほぉという顔がここかしこに。
子どもの数が激減し、私が生きているうちに多くの学校が倒産するか、規模を大幅に縮小させるかせざるを得なくなるだろう。生き残る私学とそうでない私学の違いには何があるのだろう。正解はないのだが、ひとつ言えることがあるとすれば、やはり子どもたちが公立よりもここに通いたいという学校であるかどうかが大きい鍵を握るのは間違いなかろう。
先生方から感謝の言葉を頂戴し、気分良く会場を後にした。明日は太平洋マスターズを観戦するので御殿場に移動したが、レンタカーの中で妻と「日本はどう変わっていくんだろう」「私学はどうなるんだろう」という話をして少し暗くなった。子どもが激減するのだからベストな未来ではないかもしれないが、それでもセカンドベストな状況に落ち着くことを願っている。
木村達哉
追記
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