11月20日。沖縄と関西の気温差が大きくて驚く日となった。那覇で乗ったタクシーには冷房が入っていて心地よかった。45歳の運転手さんはお祖父さんもお父さんもタクシー運転手だったらしい。二人とも個人タクシーの権利を取ったので、自分も取りたいとおっしゃる。タクシー運転手の家系というものもあるんだなと思いながら那覇空港へ。
伊丹空港に着陸したのは13時すぎ。タクシーに乗り込んだら今度は暖房が入っていた。すみません、暑いのですがと言うと慌ててスイッチを消し、窓を開ける運転手さん。さっきまで暑いところにいたので体のセンサーがおかしくなっているのかもしれませんと言ったあとは沖縄の話になった。
だいたいこの時期から2月ぐらいまで、沖縄に行く際に何を着るかはけっこう大きいテーマとなる。沖縄に行くと暖かい(日によっては蒸し暑い)し、こちらに帰ると寒くてしょうがない。コートを着ると那覇空港で荷物が増えるし、かと言ってTシャツ1枚では伊丹空港で頭のおかしい人だと思われる。
この画像で私が着ているような長袖のかりゆしを1枚に、上からダウンベストを羽織るのが最近の定番である。それでも伊丹空港まではかなりの我慢なのだけれど、那覇空港で荷物が増えるのを避けるためにはしょうがない。帰ってきたときもかなり寒いのだが、その間ぐらいは耐えるしかない。ヒートテックなど着ようものなら向こうで気分が悪くなる。
愛犬さくらもけっこう大変な思いをしているようで、こちらから沖縄に行く際は暖かくなるので問題はないのだが、沖縄から戻ってきた日とその次の日はろくにご飯も食べずに寝てばかりいる。体調が元に戻るのに数日かかる場合もある。自宅に戻ったあとはヒーターの前か私の膝の上にずっといるのが気の毒でもある。
とは書いたが、それでも沖縄に毎月戻り、友人たちと触れ合ったり学校を訪問したりするのは楽しい。12月28日は久しぶりのNPOおきなわ学びのネットワークの活動で、高校生無料勉強会を開催する。着るものとさくらの体調には心を配らねばならないけれども、カレンダーを見ながらわくわくしているのである。
木村達哉
追記
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