11月22日。水戸第一中学校高等学校を訪問し、保護者と生徒たちに講演。保護者には「思春期の子どもを支えるために」というお話を、そして生徒たちには「最後までやり抜く力を高めるために」というお話を、それぞれ60分ずつさせてもらった。メルマガにも書いたが、聞く姿勢が主体的で素晴らしく、許されるならあと60分話したかった。
同校は茨城県随一の進学校で、拙著『東大英語リスニング』を一括でご採用くださっている。生徒たちには社会を支える人材になってくれと頼む形になった。そうすると神様からの贈り物がもらえるのだと言ってポケットから1万円札を出すと生徒たちは目を丸くしていた。カネのために努力するのではなく、社会のために努力し、結果としてこいつを得るのだと申し上げた。
講演2本が終わったあとは、校長先生が校内をご案内くださった。何しろ水戸城跡である。普通ならば立ち入れないところにまでお連れ下さり、歴史的なお話をしてくださった。ご多忙の折、恐縮しながらも非常に良い勉強になった。ブラタモリを自ら経験しているなと思ったら、なんとブラタモリの収録もあったとのこと。
日本はこれから縮小していき、ますます小さい村になる。日本限定人材になるのではなく、英語をはじめとした勉強を徹底して、地球の各所で活躍する人材が育ってくれればいいなと願う。試験に合格するための短期対策では力などつくことは期待できない。自分の人間としての力を上げるのだという気持ちを胸に、若い人たちには努力していただきたく思う。
木村達哉
追記
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