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徳島県立阿波高等学校にて講演

2024.12.09(月) 07:00

12月9日。徳島県立阿波高等学校を訪問し、『ユメタン①』を使って勉強している高校1年生に対して講演を行った。90分の講演で生徒たちも集中力を維持するのが大変じゃないかと思っていたが、非常に良い態度で最後まで耳を傾けてくれた。依頼をしてくださった英語のM先生も喜んでくださったように思う。

M先生とはフェイスブックでつながっていて、春だったかに「ようやく『ユメタン』を採用できました!ついては講演をお願いします!」と興奮した体のMessengerをいただいた。MessengerというのはLINEと同じで、要するにフェイスブックに登録しているユーザー同士でメッセージのやり取りや無料電話ができるサービスである。最近はLINEに情報漏れの危険があるからか、LINEよりもMessengerでご連絡をいただくことのほうが多い。

「講演をお願いしたい!」というMessengerを頂戴するとそのままアルク植元君のMessengerにコピペする。すると数分後には植元君が彼女に連絡を送るという流れになり、その日のうちにだったと思うが講演日が決まった。便利な世の中になったものだ。

生徒たちには、日本はこれから驚くほど人口が減ること、大卒という資格だけでは生きていけないこと、チカラを身につけるためにはライフデザインと自習力が必要なことを説明し、実際に英語を自習する際に気を付けるべき点について話した。その場で『ユメタン』を使って単語を覚えてもらったが、真面目な生徒たちはしっかりと声を出しながら自習をしていた。

自分の人生ぐらいは自分の責任で作っていかねばならないのだけれど、今まで親をはじめとする大人に頼り切りで生きてきたものだから、自分で生きるという意味合いがよくわからない生徒たちも多いのではないか。いつまでも親にご飯を食べさせてもらうわけではなく、自分でカネを稼ぎ、食っていかねばならないのだ。準備は早いほうがいい。

なんの仕事に就くのかも含め、ライフデザインを考えておかないと、なんとなく仕事を探し、なんとなく内定をもらった企業で働き始めた挙句、こんなことをしたかったわけではないと仕事を辞める若者が多い。いったん辞めてしまうと、難関大学卒であっても大学名など無関係。あとは「で、あなたは何ができますねん?」が待っている。

校長先生が、さくらちゃんもどうぞと言ってくださったおかげで、講演終了後まで暖かい部屋で妻と一緒に待つことができたのはありがたかった。お礼を言って学校を後にし、灘校の元同僚に教えてもらった淡路島のホテルにチェックインした。いい学校だったねと妻と話しながら、海岸沿いを散歩した。

今年の講演はこれであと1校を残すだけとなった。来週出会う子どもたちにも徳島で話したことを伝え、その場で人生を考えてもらおうと思っている。とてもいい日になった。お世話になったM先生、校長先生、わざわざ会いにきてくれた徳島の和泉先生、ありがとうございました。またお会いするのを楽しみにしています。

木村達哉

追記
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