12月20日。飲もう飲もう詐欺という言葉がぴったり当てはまるのが私とMr. Evineである。私も彼もアルクから本を出している関係で(なのかどうかは今となっちゃ忘れたが)親しく付き合いをさせてもらっている。年に何度かグラスを合わせることになっているが、普段はMessengerなどで「飲もう」「飲みましょう」と言い合ってばかりいる。
彼のXと私のXをどちらもフォローされている方はご存じかと思うが、それぞれのポストにコメントを入れることも多い。それならダイレクトに連絡し合えばいいのだけれど、彼は私のポストに、私は彼のポストにコメントを入れる。それが長い帯になる。そこでも「飲もう」「飲みましょう」である。
先日ふとしたきっかけで12月20日空いてない?と直接連絡をしたところ、なんとばっちり空いています!という返事が来た。であれば久しぶりに寿司をつまみながら執筆の愚痴などを言い合うことにしようぜと今日に日を決めた。わくわくしながら今日を迎えた。おっさんがおっさんに会うのにこんなに興奮するのはちょっとおかしい。
Evineと私の妻と私。3人で寿司屋のカウンターに座った。年齢はひと回り以上離れているけれど、気持ちがわかりあえるのが友達なのだとすれば、私たちは間違いなく友達である。愚痴を聞き、頷き、「まぁまぁ」となだめ、こっちも愚痴を言い、聞いてもらっているうちに、次の話題へと飛んでいった。
最高に楽しいひと時となった。物書きあるあるなエピソードを笑い合いながら語り合う時間が過ぎていった。「脱稿にはこの上ない幸せを感じますよね」「ほんまほんま。最後のピリオドを打ち終えたあとはもう原稿を見たくない」など。楽し過ぎて飲み過ぎた。文字どおり「酒は知己に逢えば千鍾も少なし」である。
二人とも出版社からの執筆依頼が途絶えないのは幸せなんだろうなと思う。定年退職のない私と彼。健康であればいつまでも仕事ができる。仕事がしたいかどうかは置いておくにしても。これからもたまには会って元気で飲もうぜと行って別れた。近くに気持ちのわかり合える朋友がいてくれるのは幸せなことだ。Evine、ありがとう!
木村達哉
追記
メールマガジン「KIMUTATSU JOURNAL」を火木土の週3通無料配信しています。読みたいという方はこちらからご登録ください。英語勉強法について、成績向上のメソッドについて、いろいろと書いています。家庭や学校、会社での会話や、学校や塾の先生方は授業での余談にお使いください。