12月21日。チームキムタツ関東支部の佐藤先生と高木先生(いずれも神奈川・聖光学院中学校高等学校)が中心となってオンラインでの勉強会。第一部はICT教育やAIの使い方、長所短所、注意点について高木俊輔先生の講演。文章の執筆の際にはChat GPT、Gemini、Perplexityなどを使っている私だが、非常に勉強になった。
第二部は佐藤・高木・木村による鼎談。80名ほどの先生方から質問を受け付け、それに回答していくという体である。英語に関するものもあれば、ICTに関係のあるものもあった。いろんな先生方から極めて有意義な勉強家だったとコメントを賜り、来年度以降も続けていってもらいたいなと思っている。
この手の勉強会は日本のいたるところで行われている。大切なのは参加することではなく、それをどうカスタマイズするか、自分の指導に活かすか、学校に還元するかである。例えば「AIで英語の添削をする方法」を高木先生から話してもらったが、添削をしたから英作文の力が上がるわけではない。
参加されている先生方(元職も含む)は皆さん熱心な方々ばかりである。土曜日の17時から19時半の勉強会である。お腹がすいたなと思いながらも一生懸命であった。こういう先生方、特に若い先生方がしっかり学ばれて、報われればと願う。文科省や学校管理職は熱心な先生方がたくさんおられることを知っておいていただきたい。
問題は学ばない指導者である。クチばかり達者で、言い訳ばかりして、まったく学ばない。忙しくて時間がないことを理由にする。さらにはそれを文科省や管理職のせいにする。こんな人たちでも教員不足の現状では辞めていただくわけにはいかないのが日本である。そういう指導者をどうするのか、そういう指導者のせいで熱心な先生方が心を痛めることはないか、管理職も大変だろうけれども、先生方が明日も出勤したいと思う学校を作っていただければと願う。
今日はいい学びの日となった。英語の音声をAIに再生させる部分に関しては無知なので、個人的に高木先生から教えてもらおう。明日は福岡で九州の先生方と「哲学と教養」について学ぶ。
木村達哉
追記
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