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夢をかなえる勉強会(沖縄)4年ぶりに開催

2024.12.28(土) 07:00

12月28日。4年ぶりにNPOおきなわ学びのネットワーク主催の高校生無料勉強会「夢をかなえる勉強会」を開催した。これが12回目。第11回は石垣島の八重山高校が会場だったので、沖縄本島での開催は5年ぶりである。英語は私が、国語は伊佐先生(興南)が担当し、勉強法や成績を上げる方法を伝えた。

興南、昭和薬科、沖縄尚学、首里、那覇国際、開邦、糸満、沖縄カトリック、読谷など、沖縄の各地から生徒たち80名が参加した。進路相談会(質疑応答形式)では多くの質問が飛び交い、やる気や将来の進路について二人が回答した。さらに終了後は残った生徒たちから個別に相談を受けた。東大合格のための計画について聞いた生徒もいた。

午後は大人の時間。第一部はラ・サールの丸山先生が今年の英語指導について説明したあと、第二部は豊見城市の徳元市長との対談を行った。鹿児島から丸山先生が、また公務の合間を縫って徳元市長が、わざわざ足を運んでくださったのは本当に嬉しく、またありがたかった。

懇親会で仙台育英学園沖縄高校の先生方から「こんなことも尋ねるんだと驚いた」と言われたが、そんな私の質問に徳元市長は極めて誠実にお答えくださった。教育問題に関して、県民所得に関して、基地による大渋滞について、それぞれお考えを聞かせていただいた。きっと参加された皆さんは大満足ではなかったか。

第三部は私からAIと英語学習について、参加した50名の先生方、保護者、塾の指導者、生徒たちに説明を申し上げた。英語の勉強法が記号的であってはならないし、下線部訳をしたり適切な番号を選んだりする学習はあと1年や2年で終わりである。大学へ入ったあとは、そんな特殊な勉強ではなく、聞けるよう話せるよう英語を学ぶことになる。

高校はそのための土台作りである。英検や共通テストの対策ばかりしていると英語力は伸びないので、海外の方々と英語で気持ちを理解し合い、時にはしっかりと交渉ができる、そんな自分を作ってほしい。そのための学校であってほしいと願っている。英語力が世界92位の日本。人口減で海外になにもかも頼らないといけない日本。英語は武器になる。

NPO活動はスタッフも含めてみな手弁当での参加である。沖縄を良くしたい、沖縄の子どもたちに勉強してほしいという思いを共有している仲間である。手伝ってくれるのは教員ばかりではない。塾の指導者や元教員も受付や誘導に手を貸してくれる。終了後は近くの居酒屋で乾杯した。来年もという声、声、声。

徳元市長は言うまでもなく、皆さんに感謝したい。NPOおきなわ学びのネットワーク事務局長の宮城から受け取ったアンケート結果を読むと、生徒全員が「来てよかった」と書いてくれている。西原高校や開邦高校の先生方は来年は手伝いたいと言ってくださっている。やっとコロナ前に戻ったなと感じている。これからも沖縄の力になれれば嬉しい。

木村達哉

追記
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