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新春吉本お笑いバラエティーに興奮する

2025.01.04(土) 08:00

1月4日。神戸国際会館で毎年正月に開催されている新春吉本お笑いバラエティーショーに行ってきた。予定では15時開演、17時10分終演予定となっていたが、実際に終わったのは18時近く。吉本新喜劇で間寛平さんが暴走したからだが、寛平と辻本茂雄のやり取りが面白く、笑い過ぎて疲れたねと妻と言いながら帰宅した。

新喜劇だけではない。吉田たちやスーパーマラドーナなどの漫才、もりやすバンバンビガロのジャグリング漫談、桂文枝の落語…若手からベテランまで出演した全組全員が面白く、抱腹絶倒の3時間だった。ついでに言うなら話術の勉強になった。神戸国際会館ホールは超満員だったが、皆さんが笑顔で帰路についておられた。

子どもの頃は奈良の田舎にいたこともあって、ほとんど本物を観たことなどなかったが、それでも両親ともそれなりに子どものことを考えていたのだろう、木下大サーカスやら落語やら吉本やら、時間とカネがあるときには私と弟を連れて行ってくれた。動画などなかった時代である。オンラインではない本物に触れる機会しかなかった。

テレビでプロ野球を観るのと球場で観戦するのとはまったく違う。投手があんなにも速い球を投げることは、テレビではわからない。投手と捕手の間は18メートルあまりもある。なのにあんなにも一瞬で投げる江夏豊を初めて観たときは本当に驚いた。王貞治や福本豊のホームラン、小松辰雄や山口高志の剛速球をまばたきするのも忘れて見入っていた。

本物に会うと自分も頑張ろうと思う。しょうもない動画とは違う感動がある。子どもたちには、特に都会ではない場所にいる子どもたちには、早く自分を興奮させ、感動させてくれるヒーローやヒロインに会ってほしい。そして、自分もあんなふうに生きてみたい、がんばってみたいという気持ちになってくれることを願う。本物に会うことこそ努力の第一歩であるように思える。

木村達哉

追記
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