先日、中国新聞デジタルで広島の安田女子中・高等学校のことが出ていました。広島でセミナーを開催すると、安田女子の熱心な先生方が何名もお越しになり、親しくさせていただいているんです。先日もA先生からLINEが届いて、いろいろやり取りをしていたところでした。
新聞記事のヘッドラインは「生徒みんなで校則変えた」でした。「なんで、こんな決まりがあるん?」と感じた生徒たちが疑問をぶつけあい、スマホの持参や放課後の寄り道など、理由がわからなくてなんとなく守ってきた校則を見直そうと議論したそうです。結果的に、学校は生徒たちの要求を受け入れ、校則を変える決定に至ったとのことでした。
「生徒が声を上げても、どうせ何も変わらないって諦めていた。何が正解か分からなかったけど、全力を尽くせた。達成感でいっぱいだ」という生徒の声が取り上げられていて、思わず「こうでないとなぁ」と独りごちておりました。
学校って常に生徒が主体なのですが、なんだか変なことになっている学校も少なくありません。教員が生徒を管理し、その教員を管理職が管理しているという学校がけっこうあります。生徒たちはもっと声をあげるべきです。おかしいなと思うのであれば。そして、それに対して教員たちも説明ができないような点があるのであれば、職員会議で議論すべきです。つまらん連絡ばかりの会議など止めて。
安田女子中高の記事はこちらです。
夏に広島で勉強会をやろうと言っているのですが、もしそのときに安田女子の先生方がいらしていたら、生徒たちの素晴らしい行動力と、そして教員の柔軟な姿勢に、賛辞を述べさせていただこうと思っています。自分ら!めっちゃええやん!と。
木村達哉拝