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教育に予算を

2025.01.14(火) 11:00

1月14日。2025年になって2週間が過ぎた。ここまでで最も心が動いたニュースは、空飛ぶクルマである。大阪万博では空飛ぶクルマの話が頓挫したとかなんとか言っているが、ANAホールディングスが2027年に運航を開始すると元日の日本経済新聞トップに出ていた。万博が輝く未来ではなくなった。現実のものとなった。

都心と成田空港を10~20分で結ぶ。料金はタクシーと同水準ということだから2万円ほどか。成田と羽田の間、都心と横浜市や鎌倉市を結ぶ区間も想定していると記事にあった。すごいなANA!と新聞を読みながら独り言ちていた。どの程度の本数が運航となるのかはわからないが、これができると伊丹から羽田へ飛び、その数十分後には成田にいることができる。

朋友Mr. Evineのようにいまだに飛行機が怖い人間は利用しないだろうけれども、利便性を考えるとタクシーやバスよりも空飛ぶクルマである。渋滞に巻き込まれることがないし、我々にとってもっとも大切なモノである時間を節約できるのは大きい。10万ほど取られるなら考えるが、タクシー並みなら利用客は多いだろう。

海外へ行くと驚くような発明が為されているが、日本も頑張ってもらいたい。2位じゃダメなんですかと言った政治家がいたが、2位は模倣である。それでなくても人がどんどん減っていくのである。テクノロジーを作る人材を育てる教育への予算を惜しまず、頭のいい人材を増やしていく土壌を国には作ってほしい。

「これで安くなりますよ」「これで楽になりますよ」と言った教育改革ではなく、「これで子どもたちを徹底的に鍛えられますよ」という改革が発表されることがないのは、政治家の集票につながらないからだろうか。給食無料や授業料免除もいいけれど、根本的な考え方が間違っているんじゃないだろうか。

子どもたちが大人になったとき、胸を張って「私は日本人だ」と言える日本を作っていきたいと思う。私ができることなど微力なのだけれども、少しでも貢献したい。コツや効率や安さばかり追い求めている教育では人は育たない。

木村達哉

追記
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