今日は山梨県立山梨高等学校の生徒たちに向けて講演をしました。と言ってもオンラインですけどね。ZOOMを通じて、高1と高2の生徒たちに勉強についての話をしました。事前にいただいていた質問を見ると、どうも勉強ってつまらないと思っている人たちが多そうだなぁと思いましてね。勉強ってのは自分のレベルを上げることなので、本来は面白いはずなんです。
昨日までできなかったことができるようになるって面白くないですか。昨日まで弾けなかったギターが弾けるようになった。昨日までうまく作れなかった料理が今日は美味い!昨日までパターが下手だったのに今日はめちゃくちゃ入る!そうなるプロセスのことを勉強と呼ぶわけですね。勉強は、したがって、面白いものです。なにも数学や英語だけが勉強ではありません。
でも、他人から料理を勉強しろ!って言われたらどう思いますか。面白いですかねぇ。まったく理由もないのにギターを勉強しろ!とか。自分がやりたいと思う勉強をするからこそ面白いわけです。そうするとなんの勉強をして楽しく人生を生きるのかは自分で決めればいいわけで、学校という場所はその機会を提供しているだけなのです。
どんな勉強もそうです。読書もそう。自分で選ぶから面白いんですね。人から勧められて、読んでみようと思った本なら読むんでしょうけれども、これはdutyだから読みなさいと言われればつまらないですよね。僕も本好きですが、小学生や中学生の頃の課題図書はつまらなかったし、感想文を書いて提出するなんて意味がわからなかったものです。
勉強にしても読書にしても何にしても主体的に行いたいものです。人に生き方を決めてもらうわけにはいきませんからね。どういう勉強をしてどういう生き方をするのか(なんの勉強もせずにアホとして生きるにしても)を決めるのは自分であって、高校時代や大学時代にじっくりと人生について考えておきたいものです。
で、まぁそういうような話を、かなり具体的に山梨高校の生徒たちに話しました。どういう勉強をしてやろうかなと生徒たちが考えるきっかけになったのであれば嬉しく思います。担当の久保寺先生、ありがとうございました。
木村達哉拝