那覇西高校を訪問し、高2(新高3)生徒たちに対して50分2コマの講演をさせていただきました。テーマは「学び」。昨年も一部の生徒たちに英語の授業をしたのですが、今回は英語よりも大きい枠組みで話をしました。どうして学ぶのか、どうして大学に行くのか、学ぶとどういう点でいいのか、といったようなことをです。
那覇西高校の生徒たちは決して偏差値が高いわけではありません。むしろ全国的に見れば低いほうだと思います。が、今回が何度目かの訪問なのですが、非常に気持ちの良い生徒たちで、学ぶ気持ちは強いように思います。どうしても勉強が続かないとか、成績が伸びないとかいった悩みはあるんでしょうね。でも、僕の話を食いつくように聞いていました。
また、沖縄の学校ではよくあることですけれども、質疑応答では手を挙げないくせに、講演が終わると、もじもじしながらたくさんの生徒たちが僕のところにやってきます。GMARCHか関関同立に行きたいという女子生徒には「今の成績で自分を規定するな。ここからしっかりやって伸ばしていこう」と、起業したいという男子生徒には「ファイティングスピリットを持ち続けられれば成功する」と、それぞれアドバイスしました。
今の成績が悪いと、なにかにつけ自分には無理なんじゃないかと思ってしまうんですよね。自尊心が著しく低くなるんです。そういう状態では、部活動を含めて何をやっても成功しません。今までは駄目だったかもしれないけれども、頑張れば自分にもできるはずだという気持ちを持つことが大事です。自分を愛することこそ自尊心なのです。
彼ら彼女らが自分を大切にして、努力し続けてくれることを強く願っています。2年連続で呼んでくださった知念先生に感謝しています。生徒たちには、甘えそうになる気持ちに負けないよう、成功した自分をイメージして努力するよう、お伝えいただければ幸甚です。
木村達哉拝