今日は西原高校さんを訪問しました。これが2度目の訪問です。以前は又吉選手がドラゴンズに入団して少し経った頃でした(彼は西原高校の卒業生)。西原高校はマーチングバンド部が世界一位でして、ずいぶん長い期間、世界一を維持しているのは凄いことですね。
マーチングバンド部の生徒たちと少し話をしたのですが、極めて礼儀正しく、こういう生徒たちであれば今年も間違いないだろうなと確信しておりました。隙がある生徒の場合、いくら上手くても負けるものです。彼ら彼女らは大丈夫でしょう。
西原高校さんでは『新ユメタン⓪』を使っていらっしゃいます。今回の訪問では英語の勉強法について話してほしいというご依頼をいただいていましたが、著者としての訪問ですので『新ユメタン』を使ってどうやって単語力を上げるのか、また英語力全体はどうなのかという内容の話をしました。
全員が全員、英語を勉強する必要などありません。文科省が卒業に必要な単位として英語を設定しているだけです。自分はこれを勉強したいというものがあるならば、それを優先させるべきです。僕の教え子で、英語より中国語をやりたいと言って、自分で中国語の勉強をし、今はそれを生かした仕事をしています。英語はぜんぜんできません。
もしも、なにも勉強したいものがないというのであれば、英語はお勧めです。日本語やフランス語などに比べると文法にしても語彙にしても楽だからです。動詞の活用もあまりありません。冠詞にいたってはaがanになるだけです。動詞の形も複雑ではありません。
将来、英語を話している自分をイメージし、そこから逆算して、そうなるためにはどういう勉強をしなければならないのかということを考えればいいのです。語彙は必須ですね。いろんな表現も必須です。文法もかなり必要ですが、ネイティブ並みに話せる必要がないなら高校英文法の基本ぐらいで大丈夫。
発音は日本人の発音でも大丈夫ですが、英語のリズムやイントネーションは身につけておいたほうがいいでしょう。やろうかなと思ったときがチャンスです。西原高校の生徒たちのうち、ひとりでも英語が使いこなせる人が出てくるば、嬉しいなぁと思っています。
木村達哉拝