朝7時台から講演をしたのは久しぶりですが、オンラインならでは、ですね。お世話になっている澤田先生からの依頼で、朝からリスニングの補習で登校している生徒たちに対して、短時間ですけれども講演をしました。リスニング力を上げるためにどういうことが必要なのかというお話をしました。
そもそも単語や熟語の知識がない人はリスニングもリーディングも何もできないということ、単語を覚えるときにはスペリングよりも意味と音を覚えること、覚える際には忘れるだろうなと思いながら覚えること、音読は正しい方法で行うことなどなど、気をつけるべきことを30分ぐらいでしょうか、お話をしました。
リーディングに比べるとリスニングってなかなか身につかないんじゃないかと思います。なんだかんだ言って、リーディングって「返り読み」ができるじゃないですか。わからんなぁと思ったらいったん前の部分に戻って読めますよね。日本語の文章でも普通は返りながら読みます。
一方、リスニングの場合にはわからないからといって「すみませんけど、今のところもう一度再生してください」なんてことできないでしょ。その点で、リスニングのほうがかなりタフです。単語を覚える際から正しい音で覚えておかないと、脳がその単語を認識しないはずです。その点で、昔は記号を使って音を確認していたのですが、今は音声があるから勉強しやすいですね。
千葉西高校の生徒たちには頑張ってもらいたいなぁと思います。一番前に座っていた男子生徒は千葉大学を目指しているということでしたが、彼だけでなくすべての生徒たちに共通テストの英語ぐらいはリーディングもリスニングも満点をとり、志望する大学に入ってからはその英語力を存分に活かして社会で活躍してくれることを願っています。お世話になった澤田先生、ありがとうございました。
木村達哉拝